風景とマラソンと読書について語るときに僕の撮ること

mitaphoto.exblog.jp
ブログトップ
2015年 11月 07日

『空の拳』

こんにちは。
三田矯正歯科医院、院長の三田浩明です。

今朝の読了は、角田光代さんの『空の拳』でした。
d0040267_7594457.jpg


私にとって、この作家さんの作品は、
『空中庭園』『対岸の彼女』『八日目の蝉』『三月の招待状』に続き5作目です。

上記の中で一冊を除いては、良い作品だな〜とは思うのですが、
よし、他の作品も読みあさってみようとまでは思わない、
気になったときだけ読む。と言った感じです。

決して批判ではなく、相性というものでしょうか?
もちろん嫌いではないのです。

それでいて、ちょくちょく購入する雑誌、
Sports Graphic Number Doの中で掲載されている『中年体育』は、毎回楽しみであったりもします。

そんな私にとっての角田さんの書かれたボクシングのお話しですが、
自らも学生時代から輪島功一さんのジムに通われているというだけあって、
プロライセンスを取っただけのレベルの青年たちをリアルに描写されているなと思いました。
ボクシングを通した人情味溢れるストーリーで、とても好感が持てました。

主人公はライセンスを取っただけのレベルではなく、もう少し強いのですが、
安易に勝ち上がっていかないところもリアリティーがあって良かったです。
主人公も周りの選手たちもよく描写されていて、
世界戦とは異次元の選手たち、勝っても負けても、リングを降りれば待っている平凡な日常と
ボクシングだけでは将来食っていけないことがわかっている青年たちの葛藤。

劇的でもなく、感動的でもなく、とにかく心地よい読後感でありました。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
[PR]

by mitaphoto | 2015-11-07 08:24 | 読むこと


<< 16km走      ケラマブルー >>