風景とマラソンと読書について語るときに僕の撮ること

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2015年 09月 19日

『風紋』

こんにちは。
三田矯正歯科医院、院長の三田浩明です。

今朝の読了は、乃南アサさんの『風紋』でした。
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ずっと気になっていた作家さんなのですが、今回初めて読ませて頂きました。

「被害者は、遺族は、常に置いてけぼりを食らうのである。
 運命を狂わされ、心に癒し様のない傷を負った人たちを救う手だては、
現在のところ皆無と言って良いと思う」・・・著者

重いテーマで最後まで突き進みますが、グイグイと引き込まれていきます。

冒頭に近い部分で殺人が起こり、容疑者もすぐに逮捕され、
その後、被害者、遺族、殺人者の妻、家族、親族となってしまった人たちの運命を
1000ページ近くにわたり、丁寧に書かれています。
多くの警察小説や人が殺される話を読んできましたが、
このような作品を他に読んだ記憶がありません。

後半で、被害者の娘さんが
「裁判て、お母さんのためにやってくれるんじゃなかったんだ」
みたいなことを呟くシーンがとても心に響いてきました。
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by mitaphoto | 2015-09-19 08:43 | 読むこと


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